誰しもが一度は「わかめは白髪対策に良い」と言うことを聞いたことがあると思います。実際に、わかめなどの海藻類には多くの栄養素やミネラルが含まれているので、髪を作るのに必要な栄養分を多く含んでいます。その為、わかめが白髪の改善に効果があると言うのは間違いではないです。
ただし、それは他の栄養が豊富な食べ物にも言えることであり、決してわかめだけのことではありません。それなのに何故わかめが白髪対策に良いと言われるようになったのでしょうか?
そう言われる理由には、わかめなどの海藻類に特に多く含まれる栄養分に関係していました。わかめが髪の毛に働くメカニズムともたらす効果、更には他の白髪予防に最適な食べ物を併せてご紹介します。
目次
白髪にわかめが良いとされる理由
白髪の改善に重要なのは、わかめに含まれているミネラルの「ヨード(ヨウ素)」が大きく関わっていました。またヨードは、白髪の改善だけではなく、体内で人間に生命活動と密接に関係している成分でもあったのです。ここではヨードと白髪の関係性、人間が白髪になるメカニズムについて詳しくご紹介します。
わかめはメラノサイトの働きを良くしてくれる
わかめには大量のヨードが含まれています。ヨードとは、私たちの身体の成長や維持に欠かせない必須元素です。
ヨードが一番含まれている食品は昆布で、100g辺り24万μg(マイクログラム)も含まれています。一方でわかめは昆布に次いで二番目に多く含まれている食品で、100g辺り1900μg含まれています。昆布の方が圧倒的にヨードの含有量が多いですが、ヨードを取りすぎると逆に身体に悪影響を及ぼす健康被害の報告があります。健康を維持しながら白髪の改善をする為にはわかめ位の含有量が一番適しています。
人の髪の毛が白髪になってしまうのは、髪の毛を黒く染色させているメラニン色素を作り出している「メラノサイト」が、様々なことが原因で働きが弱まってしまい、髪の毛を染色できなくなる為に起こってしまいます。
しかし、ヨードにはメラノサイトの働きを活発にさせる作用があります。ヨードを大量に含むわかめを食べることでメラノサイトが活発になり、メラニン色素をより多く作り白髪を黒髪に染める。このようなメカニズムから、わかめが白髪の改善に役立つと言われています。
白髪とメラニン・メラノサイトについて更に詳しく、白髪の原因はメラニンにあった!メラニンと白髪の関係の記事で解説しています。
ヨードの摂取はわかめ7g程度で充分!
では、白髪の改善をするには1日にどれくらいの量を食べれば良いかですが、2010年の4月に「日本人の食事摂取基準」が改定され、1日に摂っても良いとされるヨードの量が3000μgから2200μgに引き下げられました。1日の推奨摂取量は130μgとなっているので、一日のわかめの摂取上限は約115g、推奨量は約7gほどになります。
となると、毎日わかめが入ったスープや味噌汁を飲む程度でも白髪対策には効果が持てそうです。白髪を改善したいからと言って、くれぐれも過剰に摂取しすぎないようにしましょう。
ただし、覚えておいて欲しいことがあります。白髪はストレスや老化など様々なことが原因で起こってしまいます。白髪を作る原因となったものを取り除かなければ白髪を無くすことはできません。わかめを食べることは、あくまでもこれ以上白髪を増やさない方法の手段の一つであり、確実に白髪を無くせる方法ではありません。勘違いしないように気をつけてください。
白髪の予防改善に良い食べ物
わかめの他にも白髪の予防や改善に良い食べ物は沢山あります。メラニン色素を作り出している場所をメラノサイトと呼びますが、メラニン色素を作り出すにはチロシンという成分が必須となります。チロシンはメラニン色素の主成分です。
チロシンが不足するだけでもメラニン色素を十分に作り出せなくなるので、白髪の改善には必要不可欠な成分と言えるでしょう。チロシンは元々チーズから発見された成分で、乳製品に多く含まれていることがわかっています。
チロシンを多く含む食べ物
- チーズ、脱脂粉乳などの乳製品
- バナナやリンゴなどの果物
- アーモンドや大豆などの豆類
チロシナーゼがチロシンに働きかけることでメラニン色素が生まれるので、髪を黒く染色するには欠かせない成分です。また、チロシンには抗ストレス作用もある為、ストレスが原因となる白髪の予防にも効果があります。
他にも、銅を含む食べ物はチロシナーゼの働きを活発化させるので、チロシンを多く含む食べ物と併せて摂取すると効果的です。
銅を多く含む食べ物
- そば、玄米などの穀類
- エビやカニなどの魚介類
- ごぼう、モロヘイヤ、パセリなどの野菜類
特に銅は身体の中では作り出すことができない成分となります。その為、食べ物からしっかりと摂取する必要があるのです。このように白髪の予防や改善に良い食べ物を見てみると、様々な食べ物に必要な成分が含まれていることがわかります。
食事は人間の身体を作り出す源です。毎日しっかりと栄養バランスの取れた食事を摂ることを心がけることが、白髪対策に大切なことなのかもしれませんね。
更に詳しく、白髪に良い食べ物をもう増やさない!白髪予防に良い栄養が摂れる食べ物の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
白髪の原因は多岐にわたります。一時的なストレスが原因ではない場合には、遺伝や生活習慣などが合わさって白髪になることが多いと言われています。
なので、白髪や髪に良い栄養を摂ったからと言ってすぐに白髪が改善されるわけではありません。そうなると、できることは白髪を染めることですよね。
ただし、ここでも注意したいことは白髪を染めるということは髪や頭皮に負担をかなりかけてしまうということです。美容院や市販のヘアカラーなどは、キレイに短時間で染めるために、強い薬品が含まれていますので、白髪を改善させたいのに、負担をかけてしまって逆効果になることもあります。
では、どうすれば良いのか?ということですが、当サイトの編集者の私(35歳女)は20代の頃から白髪に悩んでいたので、周りの視線が気になってどんな白髪染めが一番良いのかということを真剣に美容院や市販のものを実際に試しながら考えてきました。
そして、一番白髪染めとして機能するものは美容院などではなく、白髪染め用のヘアカラートリートメントだって事がわかりました。
なぜ私が美容院ではなくヘアカラートリートメントをおすすめしているかと言うと、まず髪や頭皮にダメージがないこと。そして、毎日でもトリートメントとして染めることができるので、白髪の根元が伸びてきても一切気にならなくなったことが大きなメリットです。
美容院の場合だと、しっかり白髪を染めたとしても、次に美容院へ行くまでの3週間から1ヶ月程度の間に必ず根元の白髪が目立ってしまいますよね。その間の期間の周りの視線が女の私にとってすごく気になってしまうのです。
それが、毎日のように白髪が染まっていれば一切周りの視線などは気にならなくなります。それができるのはヘアカラートリートメントだけなんです。
そこで、もう悩まない!【白髪染め】本当におすすめできるランキング!の記事でも書いていますが、私が実際に使ってみて良かったものや、今でも使い続けている白髪染め用のヘアカラートリートメントがあるので、髪の根元が見られていないか毎日不安になっているアナタにぜひ使ってみて気持ちを晴れやかにしてもらいたいと思っています♪
実際に使用してわかった!
ヘアカラートリートメントおすすめランキング
今の白髪染めで満足していますか?白髪染めを定期的に行っても、次の白髪染めまで根元が気になってしまう・・・。
そんな心配ばかりでは心も晴れやかになりませんよね。
そんな心配を解決する方法はちゃんとあります。20代に白髪に悩んできた私もこれで一切気にならなくなりました♪