美容院で毛染めをしてもらっている最中、頭皮がヒリヒリして気になるけど美容師の人に伝えづらい。毛染めを経験した人の中で、このような声が多くあります。我慢できる程度のヒリヒリであれば大丈夫ですが、我慢できない程の激烈な痛みがある場合はスグに毛染めを中止してください。でなければ頭皮にかぶれや炎症が起きてしまいます。
これは染毛剤に含まれる成分と頭皮の相性が悪いことで起きてしまいます。どうしてこのようなことが起きるのか。その原因と対処法をまとめてみましたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
毛染めをした時に頭皮が痛い原因
染毛剤には髪を染める為に多くの化学成分が含まれています。人の頭皮強さはそれぞれです。強い人もいれば弱くて敏感な人もいます。特に、肌が弱くて敏感肌の人は染毛剤の化学成分の影響を受けてしまいがちです。
頭皮の起こる皮膚炎は2種類ある
まず、染毛剤が原因となって起こる頭皮の皮膚炎は、以下の2種類があります。
- 刺激性接触皮膚炎
- アレルギー性接触皮膚炎
どちらも染毛剤に含まれている化学成分が原因となってしまいます。それぞれ見ていきましょう。
刺激性接触皮膚炎
染毛剤に含まれている過酸化水素やアルカリ剤は刺激が強い物質です。どちらも頭皮に付いてしまうことで皮膚を刺激してしまい、皮膚炎を起こしてしまいます。過酸化水素は殺菌効果があるものの強い毒性があり、頭皮に付着すると痛みを伴います。
アルカリ剤は髪のキューティクルを開く効果があり、塗料を髪に浸透しやすくします。一方で、人間の肌は弱酸性です。アルカリ性の強いアルカリ剤が頭皮に付着すると、頭皮を溶かす原因となってしまいます。どちらも髪を綺麗に染め上げるには必要な成分ですが、頭皮には優しくありません。
アレルギー性接触皮膚炎
頭皮がアレルゲンに触れることで起きてしまう皮膚炎です。染毛剤の中でも特にジアミンやアミノフェノールのような酸化塗料によって起こってしまいます。アレルギー反応が出始めるのが、染毛剤を塗ってから6時間程の経過で起こります。
反応が出るまで時間がかかりますが、アレルギー性接触皮膚炎を起こす度にアレルギー反応までの時間が短くなるケースもあります。また、今までなんともなかった人でも急にアレルギーになる危険性も含んでいます。
これらの皮膚炎は事前にパッチテストを行うことで回避できることもあります。髪染めを行う前には、必ず染毛剤が自分の肌に合っているか、パッチテストを行いましょう。
毛染めを中断した方が良い時の目安
冒頭で激しい痛みを伴った場合は毛染めを中断した方が良いと書きましたが、具体的にどのようなことが起きたら中止した方が良いのか。この項目では目安となる症状をご紹介します。
頭が熱くなり頭皮がジンジンする
染毛剤を付けてから10分~15分後位までは多少の染みる感じはありますが、頭全体が熱くなる感覚やジンジンとした痛みがある場合は即座に中止しましょう。この場合はアレルギー反応の可能性があります。そのまま続けると、頭皮がただれて剥ける可能性があります。
気分が悪くなる
これはわかりやすい反応ですが、髪染めの最中に急に気分が優れなくなることがあります。特に女性に言えることですが、
- ホルモンバランス
- 生理周期
などの崩れや乱れがある時は、肌が敏感になってしまいがちで肌トラブルが起こりやすく、体調が急変しやすいです。染毛剤は化学成分ですので、人間の身体に良い影響は与えません。染毛剤を塗って気分が悪くなった場合は、直ちに中断しましょう。
白髪染めの強い副作用についてもっと詳しく知っておきましょう。白髪染めの強い副作用とは?気をつけたい人はこんな人!の記事で更に詳しく書いているので、ぜひ参考にしてください。
頭皮がヒリヒリした時の対処法
前述のような症状が出た場合は即座に染毛剤の使用を中断すべきです。頭皮がヒリヒリして我慢できず、やむなく髪染めを中断する時の対処法についてご紹介します。
髪につけた染毛剤を洗い流す
頭皮に我慢できない程のヒリヒリ感や痛みが生じた場合は、シャンプーを使って即座に染毛剤を洗い流しましょう。髪に染毛剤が残ってしまうと大変なので、いつもよりも念入りに洗うようにしてください。
医療機関で診断してもらう
染毛剤を落としてもヒリヒリが治まらない場合は、アレルギー性接触皮膚炎の可能性があります。皮膚科などの医療機関で医師の診断を受けてください。処方される薬剤で頭皮のかぶれや痛みを治療することができますよ。
一度頭皮がかぶれた場合は髪染めを行わない
これは染毛剤の注意事項にも記載されていることですが、一度染毛剤を使用してかぶれが生じた場合は、髪染めを行わないようにしてください。例え頭皮のヒリヒリ感や痛みが軽かったとしても、使い続ける度に症状が強くなるかもしれません。最悪の場合には、アレルギーが原因となるショック症状を引き起こすことがあります。
特に、頭皮がヒリヒリする原因が分からない場合には必ず医師の相談を受けるようにしましょう。自分が知らない、思いがけないことが原因となっているかもしれません。
毛染めは頭皮だけでなく身体への負担も大きいです。違和感がある、体調が優れないといった場合には髪染めを行わないようにしましょう。特にパッチテストは頭皮のかぶれやヒリヒリを防ぐには非常に効果的です。自宅で髪染めを行う時は必ず、美容院で行う時も美容師の方と相談して行うようにしてください。
パッチテストの方法を、白髪染めをする前に必ずパッチテストを!しない場合に起こる大惨事の記事で詳しく解説しています。事前にパッチテストを必ず行っておきましょう!
白髪染めは頭皮に優しいものを選ぶ!
上記でも書いたとおり、髪を染めたときにヒリヒリしたことがある人や、痛みを感じた、肌が荒れたなどがあれば間違いなく通常の白髪染めはやめた方が良いです。
それでも、白髪はどうしても気になってしまいますよね。そんな時は白髪染め用のヘアカラートリートメントを使いましょう!むしろ、当サイトの編集者の私は、美容院なども良いですが常にヘアカラートリートメントを利用することをおすすめしています。
記事内にもある通り、ヘアカラートリートメントは自然のものを使っているものが多いので、頭皮や髪へのダメージがほとんどない商品が多いです。逆に、髪や頭皮に良いものが含まれているものまであります。
では、なぜ私が美容院ではなくヘアカラートリートメントをおすすめしているかと言うと、まず髪や頭皮にダメージがないこと。そして、毎日でもトリートメントとして染めることができるので、白髪の根元が伸びてきても一切気にならなくなったことが大きなメリットです。
美容院の場合だと、しっかり白髪を染めたとしても、次に美容院へ行くまでの3週間から1ヶ月程度の間に必ず根元の白髪が目立ってしまいますよね。その間の期間の周りの視線が女の私にとってすごく気になってしまうのです。
それが、毎日のように白髪が染まっていれば一切周りの視線などは気にならなくなります。それができるのはヘアカラートリートメントだけなんです。
そこで、もう悩まない!【白髪染め】本当におすすめできるランキング!の記事でも書いていますが、私が実際に使ってみて良かったものや、今でも使い続けている白髪染め用のヘアカラートリートメントがあるので、髪の根元が見られていないか毎日不安になっているアナタにぜひ使ってみて気持ちを晴れやかにしてもらいたいと思っています♪
実際に使用してわかった!
ヘアカラートリートメントおすすめランキング
今の白髪染めで満足していますか?白髪染めを定期的に行っても、次の白髪染めまで根元が気になってしまう・・・。
そんな心配ばかりでは心も晴れやかになりませんよね。
そんな心配を解決する方法はちゃんとあります。20代に白髪に悩んできた私もこれで一切気にならなくなりました♪