少しでも伸びた白髪って、とても気になりますよね。根元が白くなってきて、これは目立つんじゃないか…と思うと同時に、特に深刻なのは分け目。白い部分が目立つのはもちろん、ぱっと見はまるで地肌のようで、髪が少なく見えてしまう場合も。
こういうときは、一体どうすればいいのでしょうか。やはり、こまめに染め直すしかないのでしょうか?
目次
白髪は分け目にできやすい理由
分け目の白髪が目立って困っているとき、分け目を変えてみたことはありますか?髪は全体が伸びるものだから、分け目を変えても意味がない…そう思っている人も多いかもしれませんね。
また、ものは試しと分け目を変えてみて、「ああ、やはりこっちも白髪がある」と感じた人もいるのではないでしょうか。しかし、そこでじっくり見てみると、白髪こそあるものの、普段の分け目と変えてみた分け目では、白髪の長さが違うことに気づくはず。普段の分け目のほうが、明らかに白髪が長いのです。
いったいなぜ、こういうことが起こるのでしょうか。
紫外線を受けやすい
分け目は、ほかの部分に比べて紫外線を浴びやすいですよね。実は紫外線は、メラノサイトを壊してしまうのです。メラノサイトとは、メラニン色素を生成する細胞。
髪は、このメラニン色素によって黒く着色されているのですが、メラニン色素を作るには、三つの働きがとても重要なのです。
- メラノサイト:メラニン色素を生み出す細胞
- チロシナーゼ:メラノサイトに働きかける酵素
- ミネラル:チロシナーゼを活発化させる栄養
たとえるなら、メラノサイトが暖炉で、チロシナーゼが薪、ミネラルは酸素でしょうか。ですからメラノサイトが壊されてしまうと、いくらそのほかの栄養などが豊富でも活かすことができず、白髪が増えてしまうのです。
整髪料の影響
本来整髪料は髪につけるものですが、分け目はどうしても頭皮や髪の根元にも付いてしまいますよね。しかし、ほとんどの整髪料には過酸化水素が含まれています。過酸化水素とは、歯のホワイトニングなどに用いられるもの。
また、2009年のFASEBジャーナル(実験生物のためのアメリカの学会連合)には、白髪の原因はメラノサイトの機能不全と並んで過酸化水素の蓄積もあると掲載されているのです。整髪料を購入するときは、過酸化水素の含まれていないものを選ぶようにしましょう。
髪の分け目は適度に変えるべき
メラノサイトを紫外線のダメージから守るためには、髪の分け目は定期的に変えるようにしましょう。分け目を頻繁に変えると、髪の流れが一方向で固定されませんから、髪がふんわりとした軽いイメージになり、ボリュームアップにもつながりますよ。
また、ときには分け目をジグザグに入れてみることもおすすめします。そうすると髪の生え際がぼやけて見えますので、白髪はもちろん、薄くなった髪も目立たなくなるのです。そのほか、以下のような紫外線対策も取り入れてみてくださいね。
- 帽子をかぶる
- 曇りの日でも日傘をさす
- 手グシで分け目を隠すように髪を流す
紫外線を浴びてしまったらアフターケアを
どんなに気をつけているつもりでも、予想外に紫外線を浴びてしまうこともあるかもしれません。そういうときは、眠る前に頭皮ケアエッセンスできちんとアフターケアをしておきましょう。
エッセンスは、抗酸化作用のある成分が入っているものを選ぶようにしてくださいね。お風呂上がりに使うと、より効果がありますよ。
分け目や生え際の白髪を目立たなくする方法
紫外線や過酸化水素は、できるだけ避けるに越したことはありません。ですが、どれだけ上手に避けたところで、まったく白髪が生えてこないようにはできないですよね。では、生えてきてしまった場合、その白髪はいったいどうすればいいのでしょうか。
3週間~1ヶ月を目安に染める
髪は、毎日0.3~0.4ミリ伸びると言われています。つまり、紫外線等の影響をまったく受けなくても、1ヶ月ほどすると根元の白髪が目立ち始めるということ。紫外線に気をつけていると、分け目の白髪が伸びるペースもこれと同じくらいですから、だいたい1ヶ月を目安に髪を染め直すようにするといいでしょう。
- セルフでリタッチする
- セルフで全体的に染める
- 美容院で相談する
リタッチとは、伸びてきた部分だけを染めること。実際には、ほかの部分とカラーを合わせる必要がありますので、あるていどはすでに染めている部分にも薬液を塗らなければいけません。しかし、毛先まですべてを染めることはありません。
また、全体染めにするか、リタッチにするかを自分で決めて美容院に行ってもいいのですが、できればどちらにするか、もしくはそれ以外の方法がいいのか、場合によっては染めないほうがいいのか、美容師に相談してください。
なぜなら、頭皮の状態や髪の傷み具合によっては、染めると強いダメージを受けてしまうから。せっかく美容院に行くのなら、そのへんもチェックしてもらいたいですよね。
白髪染めを根元だけきれいに染める方法を、これで若返り!白髪が目立ちにくいカラーリング方法の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
分け目の目立たない髪型にする
髪型によっては、まったく分け目ができないものもありますし、分け目はあっても目立たないものもあります。そういった髪型にすれば、紫外線のダメージも避けられますし、少しくらい根元が伸びてきても、白髪も目立たずに済みますよ。髪型以外にも、分け目を作らずに済む手段はいくつかあります。
- 髪の毛を束ねる
- ショートヘアにする
- つむじから全方向に髪を流す
また、どうしても髪を分けたい場合は、まず反対側に分け目を作ってしっかり癖付け、その後、本当に分け目を作りたい側でふんわり分ければ、分け目はまったく目立ちません。
ヘアカラースプレーを使って必要な時にだけ染める
白髪が伸びてきて目立つ場合、確実なのは、やはりその部分を染め直すこと。
とはいえ、白髪染めは髪や頭皮にダメージを与えるものですから、できればあまり頻繁には行いたくないですよね。
ですから、普段は染めずにいて、急な用事など、必要に応じて染めるという方法もあります。ヘアカラースプレーを使えば、出かける直前でも簡単に白髪カバーができますよ。
ヘアカラースプレーとは、その名のとおりカラースプレー。白髪に吹き付けると、その部分を染めることができます。黒や茶色だけではなく、カラーバリエーションも豊富ですから、きっと自身の髪色に合うものも見つかるでしょう。使用の際は、以下のことに気をつけてくださいね。
- ケープなどをかぶって服を保護する
- クリームやラップで肌を保護する
- 風通しの良いところでスプレーする
- ヘアスタイルを整えてからスプレーする
- スプレーしたあとで髪型を変えない
ヘアカラースプレーは、基本的に応急処置。シャンプーで簡単に落とすことができます。また、スプレーよりも小さい範囲、本当に根元だけで構わない場合は、ヘアマスカラもあります。
これは、まつげに塗るマスカラのように、髪の根元や生え際だけを染められるもの。カラースプレーのように、出かける前に簡単に白髪ケアをすることができるのです。
分け目はほかの部分と比べて白髪になりやすい…これは、意外と知らなかった人も多いのではないでしょうか。これからぜひ、紫外線対策、整髪料の成分チェックを行うようにしてください。
それにより白髪、分け目の白髪の目立つペースがゆっくりになるようなら、ケアの頻度も落とせるのではないでしょうか。そうすると、髪や頭皮に与えるダメージも少なくなりますから、まさに一石二鳥ですよね。
そのほかにも白髪を染めるためのコンシーラーもあります。詳しくは、忙しい人は必見!白髪隠しにはコンシーラーを使えば簡単に♪の記事を参考にしてみてくださいね。
定期的に白髪染めをするなら
白髪染めを一時的に隠すためのヘアスプレーやコンシーラーではなく、定期的に白髪を染めていくのであれば、白髪染め用のヘアカラートリートメントがかなり使いやすくておすすめです。
髪を染めるとほとんどの染め方が髪を傷めてしまう原因になる上に、次に染めるまで髪の根元が気になってしまい、周りの目線までも気にしてしまいませんか?
それならヘアカラートリートメントを利用することで、トリートメント代わりに白髪を常に染め続けることができるので、ずっと根元まで染まりつづけてくれますし、髪も傷むことが一切ありません。
そんな白髪染め用のヘアカラートリートメントの中でも、20代から白髪に悩んでいた編集者の私が実際使ってみて良かったものや、現在も使い続けているおすすめの商品をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください♪
これで私は白髪の根元が見られていることも気にせず生活することができました。それは私にとってすごく大きなことだったので、すごく助かっています♪
実際に使用してわかった!
ヘアカラートリートメントおすすめランキング
今の白髪染めで満足していますか?白髪染めを定期的に行っても、次の白髪染めまで根元が気になってしまう・・・。
そんな心配ばかりでは心も晴れやかになりませんよね。
そんな心配を解決する方法はちゃんとあります。20代に白髪に悩んできた私もこれで一切気にならなくなりました♪