「白髪を見つけたら抜く」といったことは、歳を重ねた人であれば誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。朝の忙しい時間帯などに見つけてしまうと髪を染める時間もありませんし、急に白髪を隠すことも難しいです。その為、とっさに白髪を抜いてしまう気持ちも分かります。
しかし、実は白髪を抜くという行為は白髪の対処法としてはやってはいけない行為なのです。白髪の正しい対処法は沢山ありますが、その中でもおすすめできる対処法を抜粋してお伝えします。対処法の中には時間がかかるものもありますが、じっくりと構えて行っていきましょう。
目次
白髪を見つけた時はどうする?と思った時の対処法
白髪をとりあえず抜いておけば、とっさの時にも対処できて手軽で簡単なのでついつい抜いてしまいがちですが、髪を抜いてしまうのはデメリットがとても多いです。
量が少なくても抜くのはNG!
例え量が少なくても、白髪は絶対に抜いてはいけません。何故なら頭皮や毛母細胞を傷つける恐れがあるからです。
毛母細胞は髪の毛を作る細胞!
毛母細胞とは、毛穴の奥底にある毛根の毛球部分にある細胞のことです。毛母細胞では、髪の毛を作り出しています。毛細血管と繋がっている毛乳頭細胞から髪を作り出す栄養を受け取って髪の毛を作り出しているのです。
白髪を抜く行為は頭皮と毛母細胞を傷つける
白髪を抜くことで、頭皮に傷を付ける可能性があります。髪の毛を抜く行為は、前述した毛母細胞から髪を引きちぎる行為になります。頭皮より深い部分から引きちぎっている為、頭皮が引っ張られてしまい傷をつけてしまうのです。場合によっては出血することもあります。
また、繰り返し抜いていると毛母細胞が傷ついてしまい、最悪の場合髪の毛が生えなくなる恐れがあるのです。白髪を抜いて無くそうとはせずに、白髪の根元からハサミで切るというようなことをして、頭皮や毛母細胞を傷つけないようにしましょう。
白髪を抜いてはいけない理由を更に詳しく、白髪は抜くと増えるは間違い!抜いてはいけない本当の理由とはの記事で解説しています。
気になる程の量があれば染める
白髪が沢山あって、ハサミで切るのも限界!と思っている方は白髪を黒く染めるのがおすすめです。美容院で白髪を染めると綺麗に仕上がりますが、最近では自宅で手軽に白髪染めができるような市販のカラーリング剤も販売されています。
美容院はお金がかかる
美容院での白髪染めは髪のプロに染めてもらえる為、染めた後の髪の毛に光沢があり綺麗に仕上がります。カラーリング剤も業務用の物で天然成分を含むものが多いですが、髪に塗料を浸透させる為、髪にある程度のダメージを与えてしまいます。
また、1回の白髪染めでも平均8000円程かかってしまい、それなりにお金がかかってしまいます。1~2ヶ月で根元から白髪が生えてきてしまうので、定期的な染め直しが必要になり、年間で約5万円のお金をかける必要があります。
おすすめはヘアカラートリートメント
あまりお金をかけたくない人にはヘアカラートリートメントがおすすめです。市販されている白髪染めになりますが、自宅で簡単に白髪を染められる上に、価格は数千円程度と手頃な価格で入手できます。
ヘアカラートリートメントは髪の毛や頭皮へのダメージを最小限に抑えて黒染めをすることが可能です。1週間に数回使う程度で白髪を染めることができます。ただし、効果の持続は2~3週間程度。ヘアカラートリートメントを使い続けないと白髪に戻ってしまう点には注意です。
白髪染めのまとめ
- 美容院はお金がかかるが仕上がりは良い
- ヘアカラートリートメントは手軽で簡単
- どちらも一長一短、自分のスタイルに合った方を選ぼう
しかし、白髪を黒染めすることはあくまでも一時凌ぎにしかなりません。白髪を根本的に解決する為には、次のようなことも同時に行いましょう。
頭皮に栄養が行き届かせるためにヘッドマッサージを!
白髪を黒髪に戻すには、栄養を髪に届かせることが必要不可欠です。ヘッドマッサージを行うことで血液の流れを良くし、栄養が髪の毛に届きやすくなります。更に、新陳代謝を良くする効果もあるので、毛穴の皮脂や汚れを排出し、綺麗な地肌を保てるようになるのです。
ヘッドマッサージのポイント
- 首から頭頂方向にかけてマッサージ
- 爪は立てず指の腹で行い、力を入れ過ぎない
- 1日約5分程度、やり過ぎには注意
ヘッドマッサージに決まったやり方はありません。自分の好きな方法で構いませんが、頭皮の血流は首から頭頂方向に向けて流れています。できるだけ血流に沿ったヘッドマッサージを行うと効果的です。
また、ヘッドマッサージはやり過ぎてしまうと頭皮に負担となってしまいます。1日5分程度にしておき、爪を立てることや力を入れすぎることはしないようにしましょう。
間違った情報が多い白髪対策!気をつけたいこと
白髪対策には様々な物がありますが、中には間違った対策方法や、過剰に行うことで逆効果となる方法もあります。白髪対策を行う時は本当に正しい方法なのか、リスクはあるのかを理解してから行いましょう。
白髪染めはリスクもある
白髪染め、特に市販品の安すぎる製品には化学成分が大量に入っている製品もあります。化学成分は白髪を染めることができても、髪の毛と頭皮に大きなダメージを与えてしまいます。肌に合わない物を使ってしまうと、頭皮がただれることや、炎症を起こす場合があります。化学成分が大量に入っている白髪染めはできるだけ避け、使う場合は付属のパッチテストを行うようにしましょう。
白髪染めのリスクについて、白髪染めの強い副作用とは?気をつけたい人はこんな人!の記事で詳しく解説しています。
ヨウ素の過剰摂取には注意
髪の毛の成長に良いとされるヨウ素ですが、ヨウ素は過剰に摂取しても欠乏しても甲状腺に悪影響を与えてしまいます。どちらの場合でも「原発性甲状腺機能低下症」が発症する危険性があります。
これは、甲状腺が正常に機能しなくなり、甲状腺ホルモンを分泌しなくなる病気です。一過性であれば問題ありませんが、永続的であれば一生薬を飲み続けなければならなくなります。1日に取った方が良いヨウ素の推奨量は130μg(わかめ7g相当)となります。ヨウ素の摂取量にはくれぐれも気をつけましょう。
白髪の正しい対処法についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか。正しい方法で治療を行えば、白髪が治る可能性もあります。しかし間違った方法を行うと、治るどころか身体に悪影響を及ぼしかねません。白髪の対処法くらいと安易に考えないようにしましょう。
白髪染めは頭皮に優しいものを選ぼう!
白髪が生えてきた頃だと、どうしても白髪を抜きたくなる気持ちはわかります。でも白髪を抜いてはいけない理由がある以上、髪や頭皮に負担をかけてはいけませんよね。白髪対策の部分でも書きましたが、間違った情報が多いので、正しい白髪対策を行っていきましょう。
ただ、白髪が気になっているアナタは、白髪染めをせずにいるのは周りの視線を気にしてしまい気持ち的にも辛いですよね。
白髪染めも同じく髪や頭皮にかなりの負担をかけています。その点については、白髪染めで肌荒れに気をつけて!肌が弱い人の対処法の記事で詳しく書いています。
白髪染めを選ぶなら上記の部分でも書きましたが、間違いなく白髪染め用のヘアカラートリートメントです。こう言う当サイト編集者の私(35歳女)も、20代の頃からずっと白髪に悩んできました。特に20代で白髪なんて恥ずかしくて、どうにかして白髪を隠したかったので色んな商品を使ったり、美容院で相談もしていました。
では、なぜ私が美容院ではなくヘアカラートリートメントをおすすめしているかと言うと、まず髪や頭皮にダメージがないこと。そして、毎日でもトリートメントとして染めることができるので、白髪の根元が伸びてきても一切気にならなくなったことが大きなメリットです。
美容院の場合だと、しっかり白髪を染めたとしても、次に美容院へ行くまでの3週間から1ヶ月程度の間に必ず根元の白髪が目立ってしまいますよね。その間の期間の周りの視線が女の私にとってすごく気になってしまうのです。
それが、毎日のように白髪が染まっていれば一切周りの視線などは気にならなくなります。それができるのはヘアカラートリートメントだけなんです。
そこで、もう悩まない!【白髪染め】本当におすすめできるランキング!の記事でも書いていますが、私が実際に使ってみて良かったものや、今でも使い続けている白髪染め用のヘアカラートリートメントがあるので、髪の根元が見られていないか毎日不安になっているアナタにぜひ使ってみて気持ちを晴れやかにしてもらいたいと思っています♪
実際に使用してわかった!
ヘアカラートリートメントおすすめランキング
今の白髪染めで満足していますか?白髪染めを定期的に行っても、次の白髪染めまで根元が気になってしまう・・・。
そんな心配ばかりでは心も晴れやかになりませんよね。
そんな心配を解決する方法はちゃんとあります。20代に白髪に悩んできた私もこれで一切気にならなくなりました♪